パーソナリティらいふらいん

精神障害者自立コラムを書きます。

境界型人格障害の病院選びや治療の進み方

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精神障害の要である、病院選びや主治医の選び方について書いていきたいと思います。

・病院の選び方

・主治医の選び方

・実際の治療の進み方

・現在気を付けていること

事例をもとに紹介していきます。


境界型人格障害の病院選びと主治医選び

境界型人格障害の場合、自分の症状を自覚することはかなり困難になります。
・人を試す
・自己決定について指摘を受けると否定感を抱く
・誘導尋問する
自覚してても自分がそんな人だと思うとすごくへこむ
指摘されたくない人に言われると罵倒してしまう


という点から、尊敬できる先生が一番良いです。


大抵の人の指摘を否定的にとってしまいがちです。
この先生の指摘は聞けるという先生がいることが治療と左右します。

病気の特徴を書いてあります合わせてお願いします。↓

 

nekosayu.hatenablog.com

 


病院選び

当時リストカットや自殺願望が強くて自分でも不安でした。
今の病院を見つけたときは、ちょうどオーバードーズをした後でした。

オーバードーズの治療にはメンタルクリニックでは厳しいと感じたのがきっかけです。
精神障害の人にも、言えますが

自傷行為をしたい・自傷行為を止めたい症状が出ている
・消えたいと感じている、行動に出しそうだ

という場合は入院施設がある、病院をお勧めします。
クリニックだと、出来る限界があります。

レスパイト入院(療養入院)の際に、とても安心です。


主治医選び

私が現在の主治医と出会ったのはメンタルクリニック3個目でした。
近所の精神障害の親子に紹介をしてもらったのがきっかけです。


私の主治医のポイント

1女医
2厳しめ
にしました。


1の理由

女性的な相談がしずらい
男性についての悩みを相談する際、男性だとこうなんじゃない?って男性的意見が入るのが困っていた。

2の理由

どうなんだろうねとりあえず様子見ましょう
っていうのが一番違和感を覚えてしまう。
ある程度はっきり言ってもらえる人にしようと思って厳しめにしました。
女性として、人として好きな先生なので、私の現在があるように思います。


境界型人格障害になって診断初日で言われること

主治医と約束を結びました。
リストカット自傷行為、自殺未遂をした場合、他の病院を紹介します。
・見ません。
・しないと約束ができない場合は、今日で終わりです。
という約束をしました。


親子面談と個人面談で進められました。

境界型人格障害の性質上、周りの接し方も工夫が必要になります。
家族や周囲が病んでいる場合もあるため、そこも含めて、接し方や心のケアが必要になります。
私の診察は主治医・母親・私の三者面談もしつつ進められました。
もちろん家族に聞いてほしくない相談は大量にあると思うので、その場合は先生に相談すると一人で面談ができます。

三者面談のメリット

・二人の意見を聞ける
・ディスカッションができる
・様子を見てもらえる
・コミュニケーションの練習になる


対人恐怖を和らげる練習に最適です。

他者が怖いため、まず家族と先生との良い関係で練習する必要があります。
そこから外部にずらしていきます。
二人で話していると見えないものも確認ができます。
試し行動や誘導尋問をしている場合が予想されるので、三人で話すことで、自分の違和感に気づくことができます。
つらいですが、違和感を見つけられることで、自分の思考の癖と向き合うことになります。

当時はとても嫌でしたが、最近たまに家族に依頼することもあります。

自分の変な部分も気づけますが、マイナス思考や、うつぽいところも確認できます。

境界型人格障害の原因


1幼少期うまく集団行動になじめなかった(いじめなど)
2親から叱られてばかりの環境
3親と子供の共依存
4メンタルが弱い・悩みやすい


私の場合は1・3・4が当てはまります。

私のお母さんは過保護過ぎたそうで、そこを引き離す治療が行われています。
自立は今もまだ親子の課題です。

自分が気を付けている方法


1とりあえず診察の会話をすべてメモをとります


自分が参考にしようと思ったことだけじゃなく、違和感を覚えたこと・いいと思ったことすべて箇条書きで記録しています。
どうでもいいメモだなって思っても、見直すとどうでもよくなかったりしています。
その時腑に落ちない内容も腑に落ちたりします。


2自分を客観視する方法を模索します。

日記を書くようにしています。
5か条でいつもエピソードを書いています。

3なるべく、聞くに徹するようにトレーニングしています。

意見を言いたいときは10回に1度です。

4自分の発言にへこみすぎない

あとは自信がもともとないので、対人関係に挑戦すること自体、えらいってほめることにしています。
そのうえで反省したい場合は反省しますが、振り返ったら忘れる事にしています。

5病んでいたことを忘れるので記録は重要

・自殺したとき
・大変だったときの前後
の記憶は飛んでいます。


これは全力で病み全力で回復に努める際に、悪かったことは忘れるしかないので全力で忘れた結果です。

今書いているブログは、日記をもとに書いています。
日記やメモを取るのはとても大切なことです。

なんでこうなったか後で分析する大切な材料になります。

 

治療や日常生活で一番大切にしていること

自分を大切にする事を務めています。
対人のコミュニケーションが常にしんどいので、自信が持てない落ち込み気味の時は、あきらめてしゃっとだうんするようにしています。
私にとって大事な自己規律法のように思います。

ムリだと認めることは、敗北を意味するみたいな意識ありましたが、無理な場合は多く存在します。
そんな時はいったん休憩するのも大切な治療だと未だに振り返ります。
自己のペースを見つけられるようにこのブログで書いているのとセットで、伝えられたらうれしいです。