パーソナリティらいふらいん

精神障害者自立コラムを書きます。

当事者が語る境界型人格障害の特徴

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境界型人格障害って結構誤解を招くなって思っています。


ググってみても接し方や、特徴はエグいものばかり。

見ててひいてしまいます。

苦手な部分が全然伝わっていない感覚を常日頃思っていました。
本日は境界型人格障害の当事者が語る、境界型人格障害の特徴についてなった時の悩みから現在の課題を通して書いてみたいと思います。

特性につい手前にも書きましたが、本日は人物像について書きたいと思います。 

nekosayu.hatenablog.com

 

境界型人格障害にかかったとき

高校生からパニック障害だったものの、パニック障害にしては、不安の度合いが違うし、うつ病とか、精神障害にしては症状の不一致を感じていて…ずっとメンタルクリニックに通院しても悩んでいました。

  • 自分が誰なのか、自分は何がしたいのかわからない
  • いつも気になるのは環境
  • イライラするか落ち込むか

やる気があるか無気力かしかなくて

とても生活をしずらかったし、空虚感がついて回る日常でした。(自分の日記より)


具合がどんどん悪くなっていき、具合の悪さもまるで分らないまま聞いたことのない病名に驚いた事を覚えています。


当時(10年ほど前)の人格障害といえば、
性同一性障害や、記憶が飛んでしまう多重人格というものが話題性ばかりが出回っていて…
自分が人格障害と名前が付くものになったときは、驚いたし怖くなった。
現在では少しポピュラーになりつつもまだまだ誤解を感じている。
人には誤解を招くと思って言いだせず、ずっと悩んでいます。


境界型人格障害の人物像


白と黒しかないこれにつきますが、人から見える特徴で見る違います。
※直視できない人は、ここで読むのを辞めてください


・わがまま
・怒りっぽい、人懐っこい

・せっかち
・面倒見がいい
・決断がワイルド(人を巻き込みやすい)
・アイドル性を持っている人が多い

この人物像から行くと、アイドル系・リーダー系・カリスマ性を感じる人は多く存在します。
神経質・まじめ・とことん極められる性質からマニア性も持ち合わせているので得意とい見えますが


実はとても対人関係が苦手です。

境界型人格障害の本来の姿


人物像から見ると人が好きなように良く勘違いされますが、人嫌いの裏返しで、人に認めてもらうために行動しています。
両極端でしかものを考えられないため、


最善を尽くして存在メリットを表現するか存在しないか

のどちらかの選択になります。


初期症状だと価値は必要ないって感覚は皆無です。

活躍したい場所で、価値を認めてもらうために努力をするため、極める能力が高いといえます。

対人関係に限らず、自己決定や目標設定等もすごく頑張るか、突然頑張れなくなるかしかの視野で立ててしまい、いつも自爆パターンをたどります。

物事を極めるパワーはあると思います。


しかし社会はグレーゾーンのものばかりで成り立っているので、

自己決定を押し付けてしまい目立ってしまいます。
よく悩みたいことも時間をかけて悩めない辛さがあります。


自己決定に不安が付きまとい、はっきりしない事に気持ち悪く感じてしまいすぐ結果を急いでしまう傾向にあります。


静かに様子見ればよかったのにって思う事結構あります。
あと私が意見しなくてもよかったってケースもよく出会います。

そしていつも目立つ結果となってしまいます。

実際自分の自己決定の結果にとても悩んで落ち込んでいます。

完治できるのか?は未だに実感できていない。


5年ほど前に社会復帰を成し遂げ私は一般庶民の仲間入りしたし、精神障害も落ち着いたって思っていました。
しかし働きすぎて、倒れてしまいました。


現在は短時間のパートをするフリーターです。

実際のところ治ったと思っていた症状は変わっていませんでした。
なったばかりのころもプロの現在も悩むところは対人関係です。


治るというよりおさまるやうまく付き合うという方が正しいのかもしれません。

まだ発展途上とは言える自体がずっと怒っています。
自分のペースや苦手な分野とうまく折り合いをつける方法を見つけたらマイペースに暮らせるのかもしれません。
模索していく様子を見ていただけたらと思います。